何かとばたばたしていて6月中に読めなかったのを、本日ようやくいそいそと読みました。
いつもはだいたい発売日に読んでいるので、読了済だと思ったのか友人から「一方、性に目覚めた豪は…」のコマの写メだけ送られてきたりして攻撃力の高いネタバレ珍事も経験していたので、性に目覚めた豪が一体どうなったんだとドキドキしながらページをめくりました。
一回目読み終えた後、話の内容のあまりの濃さに「^^?」「^^///」「^^;;;;」って感じになっちゃってすぐさま二週目に入り、ファイナルラップでは(・゚・。´∀`。・゚・)ギャハハハハ!!という所に落ち着きました。
9話めっ (溜め) ちゃシュールだな…
前回かなりアニメ的なタメを持って終わったので今回どう始まるんだろうと思ってたんですが、なんかもうまさか扉絵除く一ページ目からして豪が性に目覚めてるとか思わないですやんねん…このゴーグル置き去りほんと笑いを堪えきれないんですけど…。なんかこう、よく見る朝チュンシーンの椿が落ちてるとか手繋ぎフェードアウトとかと同等の余韻を醸し出す描写力がありますよね。今後豪関連のCPで朝チュン描こうと思ったらこのページを参考にすると間違いがないような気さえしてきます。
更にページ捲ったら前回何事もなかったかのように風輪町に存在していた烈兄貴に突然の状況説明注釈添付ですよ。
たかだか2ページだけで星馬回りの情報量が多すぎます。こっちは割とロートル製のマシンなので処理に時間がかかります。
全編通してこんな調子で、話の方向性としてはシリアスなんだけど、シリアスの中でもコメディを忘れない仕様でいくらでも笑えます。
写植外のセリフまでいちいち面白くて本筋に集中しきれないレベル。「は、陽人…。」と「ちっちゃいやつめ!」ほんと面白い。
・5秒目を離すとチンピラに絡まれる陽人くん
・性格の不一致で豪との仲に溝が出来ても尚豪とタッグを組んでレースに参加しようとする陽人くん
・性格の不一致で豪との仲に溝が出来ても尚独り言でさえちゃんと豪のことを敬称つきで呼ぶちょっと可愛い陽人くん
・襟が立ちすぎているマントを羽織りながらも普通に帰宅し「ただいま~」の挨拶も欠かさない育ちの良い陽人くん
・豪の屁を顔面で受け取めるための身長設定としか思えないフィット感を見せる陽人くん
・ラストページで突然はけ口を誤ったBLみたいな台詞を呟き始める陽人くん
陽人くんが逸材過ぎて涙出ます。
最初はきっと豪やグランプリチームの皆への憧れから始まって、ひょんなことから豪を助ける立場になってしまったがために、豪を見返したい、豪に自分の実力を分かってもらいたいと思うようになっていく欲の発露が、ねじれてるのにまっすぐで好きです。
豪は本当にこういう…なんだろ、こういうちょっと癖のあるタイプに執着されるなぁ。豪がいい意味でもそうでない意味でもまっすぐだからなんでしょうか。
熾烈なまなざしでぶつかり合う関係性も熱いですが、今回の扉絵のように穏やかに笑い合うふたりも好きなので、もう一度見たいなと思います。
そして前回、ミニ四駆なんて卒業だ、って言ってた豪が、自分のせいでマグナムが傷ついているのを見て、「すまねえ」って謝る姿に胸をうたれました。少しだけ泣いてしまっているのも子どものころのままですね。
まだ中学二年生、体はうんと成長していても、世界を相手に戦っていた当時と変わらないものもあるんだなあというのが端々の描写から見えてきてそれがとても嬉しいです。それが本気になったということなんだなあ。
何やら勝手に前後編だとばかり思っていたのですが、陽人くんとの確執はまだまだ続きそうなので、次号もとても楽しみにしています。
あ!!!!!!!!!!!!そして!!!!!!!!!!!!!本編外でも嬉しいお知らせがありましたね。
ど、ど、ど、ど、ドラマCDど、ど、ど、ど、ど……。
何なんだよう…ファンの全妄想とか公式で記述されると動揺の方が先に立ってしまいます。ひええ…発酵してて堪忍……。
アンケート出すしかないと思いつつも、乏しい発想力と表現力で一体何を書いたらこの胸の内が伝わるかというのが大層悩ましいですね。
烈と豪が仲良くレースしててくれたらもうそれで十分な気持ちが大きいんですが、このふたりはしっかり出演してくれるだろうと思うから、アンケートに書く出演希望キャラクターは星馬をあえて外してかかった方が良いのかどうか…
いやいや、それだと本末転倒な気が…とオロオロしています。しばらく練ってから投函しようと思います。楽しみですね。ほんとうに楽しみ!